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勺勺(シャオシャオ)
勺勺(シャオシャオ)

2025.10.22

勺勺(シャオシャオ)

2025年10月4日オープン

香りと味わいで旅をする
“台日フュージョン”料理

2025年10月4日、台日フュージョン料理店「勺勺(シャオシャオ)」が木造新築ビル「prewood」内にオープンし、兜町に新たな風景が生まれました。 「餃子世界東京」「陽食」を展開する密友合同会社が手がける同店では、台湾料理家のウ・ファンユー(WU FANGYU)氏を監修に迎え、ウ氏が家族から受け継いだ味と、日本で培った感性を融合。日本の四季の食材に台湾のスパイスを重ね合わせ、香りと味わいで旅をするようなここでしか味わえない料理が楽しめます。

台湾料理には明確な定義がなく、さまざまな時代や文化が混ざり合い、地域や家庭ごとに異なる個性豊かな味が受け継がれているといいます。それはオランダ統治や日本統治期など、長い歴史の中で育まれてきたもの。『勺勺』では、そんな多様性を尊重しながら、日本の食材と融合させた新しい形の料理がラインナップしています。

また、店名の「勺(さじ)」には、料理や文化、思い出を“すくいあげる”という意味が込められており、一皿ごとに台湾と日本、そして過去と現在の物語を感じられるような空間が広がっています。

『勺勺』が入居しているのは、将来的に分解・移築が可能な都市木造建築である「prewood(プレウッド)」。平和不動産と建築系スタートアップの VUILD が協業し、循環する建築を目指して誕生しました。
本建物では、解体後も再利用できるように設計する「分解のための設計(DfD)」や、効率的な施工を実現する「生産のための設計(DfMA)」といった手法を採用。いずれも欧州を中心に取り入れられている領域であるため、国内の都市建築としては先進的な試みです。

そして、建物内の漆喰の壁の一部は、近隣の会社やテナント、地域の方々により塗りあげられたもの。街の人たちの手も加わって完成したこの木造建築は、金融街らしい街並みにあたたかみのある彩りを添えています。

木の温もりに包まれた空間で、台日文化が重なり合う味わいをぜひお楽しみください。

勺勺(シャオシャオ)

勺勺(シャオシャオ)

⚫︎住所
東京都中央区日本橋茅場町1-4-3
⚫︎アクセス
東京メトロ日比谷線・東西線『茅場町』駅 徒歩 1 分
⚫︎営業時間
11:00 – 14:00(LO 13:30)、17:00 – 23:00(LO 22:00)
⚫︎定休日
日曜日

Photo : Tomomasa Kusunose